自己用住宅の理由書を一挙大公開します。
自己用住宅は需要があるケースですから、数ある事例の中から6つを厳選してご紹介します。
参考にしてみてください。
許可の性質上、内容が似通っているところがありますが、あらかじめご了承ください。
なお、愛知県における自己用住宅の要件についてはこちらで確認できます。
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自己用住宅の要件(愛知県)
事例を見る前に書き方のポイントを知りたい方は、先にこちらをご覧いただくとより理解が深まります。
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農地転用の理由書:自己用住宅
事例①
この度、上記土地にやむを得ない自己用住宅を建築したく申請しました。
現在、私は家族3世帯の8人家族で下記住所地にて居住しております。現住まいは適正に認可を得て(既存住宅の増築)、居住してきましたが、数年前に子世帯が戻ってからというもの生活サイクルの相違からかなかなか落ち着いた生活を送る事ができずにいるのが悩みであります。
そんな中、孫達も成長し、それぞれがプライバシーを気にするような年齢になり、子供部屋の必要性を感じておりました。現住まいでは手狭でありことは否めず、私はこの度、老後の人世を安らかに過ごす為の離れ住宅を建築する決意をしました。
建築地については、現住まいの敷地内には建築可能な余分なスペースは無い為、南側隣接地の地主さんに交渉したところ、譲っても良いという返事が頂けたので、現住まい敷地に同地を含めた上記申請地にて早速許可申請を致しました。
申請地は集落内にある関静な土地であり、住宅環境も良く私の自己用住宅(離れ住宅)の建築地としては最適な土地柄であります 。
以上より、私達にはどうしても自己用住宅(離れ住宅)が必要であるので、今回の案件につきましてはご許可下さいます様、宜しくお願い致します。
事例②
この度、上記土地にやむを得ない自己用住宅を建築したく申請しました。
現在私は夫と下記住所地にて借家住まいをしておりますが、最近特に今の住まいが傷んできている事や、やはり借家住まいでの毎月の家賃の支払いがとても無駄に感じておりました。
夫も長年勤めた会社を既に定年退職してはいるものの、いつかは私達も自分の家を持ちたいと思い今まで頑張ってその為に貯蓄もしてきた事もあり、今回私達の夢を実現させようとマイホームを建築する決意をしました。
当初は街中などで中古物件等を探しましたが、修繕改築費・諸経費など、諸々いろいろな費用がかかり、最終的にはほとんど新築物件を購入するのと変わらなかった為、私達はこれを機に自己用住宅建築の夢を実現すベく計画をしました。
建築地を選定するにあたり、私達には自己所有地及び自己所有家屋はない為、いくつかの土地の地主さん達と交渉をして参りました。
街中や郊外まで手を伸ばし選定をしてきましたがなかなか話がまとまらず、唯一上記土地の所有者との土地売買交渉が成立したので、同地を選定し早速申請しました。
申請地は集落内にある閑静な土地柄であり、住宅環境も良く私達の自己用住宅の建築地としては最適な土地柄であります。
以上より、私達にはどうしても自己用住宅が必要であるので、今回の案件につきましては、ご許可下さいます様、宜しくお願い致します。
事例③
今般、上記土地に自己用住宅を建築したく申請しました。
現在、私は下記住所地にて長男の家にお世話になり生活をしております。以前は私も自分の家を持ち平穏な生活を送っておりましたが、20程前に繊維不況のあおりを受け、事業の借金がかさみその本宅も手放さなければならなくなってしまいました。
また、最近娘の○○が離婚し、戻ってきてしまった事もあり、とても肩身の狭い思いをしております。その為、長男世帯との折合もあまり良くなく、今の住まいを離れたいと考え、住宅を建築する計画をたてました。
当初、借家ヘ移り住む事も考えましたが、これからの将来の事を考えその様な不安定な状態をこれからも続けて行くことにも不安を感じた為、早速建築地を選定する事に致しました。
建築地を決めるに当たり、出来る事なら以前事業の失敗の際ご迷惑をかけてしまった方々がいらっしゃる××地区には居づらい為、△△町以外に住みたいと考え、幾つかの土地所有者様に交渉して参りました結果、上記土地所有者様にご承諾がいただけた為、同地を申請地に選定し、申請する事にしました。
申請地は既存集落内にあり、周辺農地への影響も少い土地であり、私の余生を過ごす自己用住宅建築地として、最適であると考えております。
以上の事をどうかご理解いただき、早々にご処理をしていただきます様、よろしくお願い申し上げます。
事例④
今般、上記土地に自己用住宅を建築したく申請しました。
現在、私は下記住所地にて、妻と二人で生活をしておりますが、今の住まいは昭和33年頃に建てられたものである為、大変古く、いたるところに老朽化がみられるようになりました。
これまで修理を続けて参りましたが、先の大地震のこともあり、このまま今の住まいで生活する事が危険であると考えるようになり、早急に住宅を建てる計画をたてることにしました。
建物が建築されている土地は昭和45年以前からの宅地であり、本来であれば建物建替えの為確認申請だけで済む事ではありますが、今の住宅敷地は接道が無い為確認申請が出せません。
現在は私の所有する土地を利用して生活をしておりますが、同地は農地であり、本来であれば利用する事はできません。
そこで、これを機に同地を是正する為敷地全体で許可申請をし、建築確認申請をすることにしました。
本来であれば通路として利用する前に、農地転用の許可申請をするべきではある土地であり、深く反省しております。
以上のことをどうかご理解いただき、寛大なる処理を賜ります様よろしくお願い申し上げます。
事例⑤
今般、上記土地にやむを得ない自己用住宅を建築したく申請しました。
現在 私達家族は下記住所地にて居住をしておりますが、前々より現在の住まいがとても手狭に感じておりました。
私達の住まいは先代が建てた住まい(昭和45年建築)を引き継ぎ居住をしている為、月日が経つにつれ老朽化をしていく事は明らかであり、とても今のままでは居住していく事は出来ません。
そんな中、当家の後継者問題が解決をし、後継者である次女の○○が戻ってくる事となりました。私としては有り難い話でもあり、上記理由もあったので、これを機に私達は現在の住まいの建てかえ等を検討しました。
その折、今度は長女××の方から、私達の住む現住まいを譲ってほしいと言う急な申し入れがあり ました。
私は、借家住まいの長女××が少しでも生活を楽にする為に住まいが必要であり、次女の○○もゆくゆくは結婚し、家族二世帯で居住していく事は明らかですし、二人の将来の幸せを考えると今の住まいを長女に譲り、新たに上記土地において当家の後継者である次女○○と一緒に居住するための住宅を建ててはどうかとマイホーム建築を決意しました。
申請地は集落内にあり、現住まいに隣接をし移転による不具合等も生じず、何かと便利である為、自己用住宅の建築地としては最適な土地であると言えます 。
以上の事から、今回私達家族にはどうしても自己用住宅が必要である為、今回の案件につきましては早々に御処理をして頂きます様よろしくお願い申し上げます。
事例⑥
今般、上記土地にやむを得ない自己用住宅を建築したく申請しました。
現在、私達は下記住所地にて家族三世帯で借地住まいをしておりますが、前々より今の住いに対して不満を感じておりました
借地であるが故、建てかえが困難である事や、現状敷地としては元々お寺の檀家さん達の所有地でもある為、買い受ける事が出来ません。さらに最近になって、賃料値上げ等の話まで持ち上がり、私としては今後生活していく事は非常に難しいと考えておりました。
そんな中、当家の後継者問題が解決し、同居している長男○○が将来的に私共の跡を継いで行くことに決まったので、これを機に私は現在の住まいを引き払い、新たにマイホーム建築を決意致しました。
建築地については孫達の事もある為、なるべく同じ××地区内での土地交渉をして参りまいしたが、上記土地を唯一お譲り頂ける話が出来たので、同地を選定し申請をした次第であります。
申請地は集落に隣接し幹線道路沿いでもあり、現在の住まいからも近い為、自己用住宅の建築地としては最適な土地であると言えます 。
以上の事から、今回私達家族にはどうしても自己用住宅が必要である為、本案件につきましては早々に御処理をして頂きます様よろしくお願い申し上げます。
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シチュエーションは違うかもしれませんが、あなたの探している文言や言い回しなど、理由書を書き上げるためのヒントが何か見つかるかもしれません。
ぜひ参考にしてみてください。